日、お客様からバッチャン焼についてのお問い合わせを
頂きました。お問い合わせの内容はベトナムの陶磁器には、
鉛(クロム)が含まれているのでは?といった事でした。
食器は口につける物なので鉛が入っていたら...大変な事です!
(考えるだけでもイヤですね)
こんな時期ですし、食器を輸入するに当たって、
チャンと決まり事があることをお客様にご紹介しようと思います。

まず始めに、日本国内に入ってくる輸入品については様々な
決まり事がたくさんあります。その中に今回お伝えしたい項目として
「食品衛生法」というものがあります。簡単に言えば、輸入する物に
人体に対して有害な物は含まれていないか?という事です。
営業用に食器類を輸入する場合、食品衛生法に基き、
厚生労働大臣の指定する検査機関や厚生労働省に登録されている
輸出国の検査機関で
検査を実施した上で、
食品等輸入届出書を提出する必要があります。
その輸入届出書などを基に、厚生労働省の審査を受け、
合格して初めて通関(輸入)が可能になるわけです。
検査の内容は・・・(人体に有害な鉛やカドミウムの溶出検査等)
(有)ニューロードさんのHPより引用させて頂きました。

 

 
危険ではないでしょうか?

人旅行などで、お土産を購入しそのまま日本に持ち帰って自分で使う。
これだったら自己責任の問題でしょうから、万が一の事があっても
やもおえない部分もあると思いますが、国内で販売されている物が全て
安全かと言ったら、疑問があると思います。これは、
少量であれば
個人宛の国際郵便などで「食品衛生法」の通関無しで送れてしまう
可能性があるからです。当然ながら、これは未検査の物なので
販売するのは問題行為です。正規で通関をする場合、
「試験検査成績証明書」が必要になりますので、
特に直接商品に触れられないWeb Shop等でのお買い上げの際には、
最低限、証明書を取得しているか程度の御確認されることを
おすすめします。その商品を、買うか買わないかは個々のお客様の
判断になってくる部分だからです。



バッチャン焼。

アジ庵tokyoで現在扱っているのは、バッチャン焼といわれる陶磁器です。
陶磁器と言うのは、粘土で作られる陶器と石から作られる磁器の中間に
位置する食器です。磁器と言うのは硬くて薄く、たたくとガラスの
反響音のような音のする食器で、陶石という石の粉を原材料にしています。
陶磁器は粘土にこの陶石を練り合わせ、焼き上げた物です。

独特の絵付けは、今も全て手作業で行われています。問題は
この絵付けの際に使われる、顔料に鉛やカドミウムが含まれているのでは?
という質問です。結論から言えば、それぞれの窯元で使っている顔料が
違う為、全ての窯元でハッキリと100%使っていないとは言えないという事です。
たしかに窯元によって同じ形の物でも、微妙に色が違う食器があります。
これは顔料によって発色の違いがある為です。私達は自分達の窯元で
食器を製作していますので、色々な顔料が混ざる事はありません。
私達の窯元で使う顔料の安全性は、「試験検査成績証明書」で証明されて
います。これは、自社窯元ならではの安心できる点です。
アジ庵tokyoでは。

アジ庵tokyoは、現在HPの他に雑貨屋さんや
レストラン・ノベリティグッズなど、色々なお仕事の
お手伝いをさせて頂いています。その仕事の中で
食器を受注するとなると、かなりの数量になり
当然、大きな荷物になります。当たり前ですが
レストラン等に食器を納めているので、衛生面では
非常に気を使っていますし、厚生労働省の定める
食品衛生法に基づいた方法で、輸入の許可を取り
通関・販売をしています。
アジ庵tokyoの食器は自分の窯元の物だけを
輸入しています。
買い付けはしていませんので、
色々な窯元の食器が混ざることがありません。
これが「試験検査成績証明書」
です。輸入している製品に
有害なクロム・カドミウムが
含まれていない事が、証明
されています。

いまさらながら...
ワンポイント(バッチャン焼の扱いについて)

バッチャン焼は表面に釉薬がかかっていても、細かい目(穴)がたくさん
開いています。クラックもそうですね。通常、使用するとこのクラック部分を
中心に汚れや色素が染み込んでしまいます。これが味でもあるのですが
単に色合いが変化するだけではなく、ひどくなると臭いの原因になったりも
します。このようになりにくくするにはいくつか方法があるのですが、
一般的に煮沸すると良いと言われています。
これは、お米のとぎ汁にバッチャン焼をいれて30分くらい煮沸するというもの
です。バッチャンの表面の目がつまって、汚れが染み込みにくくなります。
お食事の前に、食器に水分を吸わせておくのもいいと思います。
ちょっとした事で、食器の持ちが違ってきますよ。
なぜバッチャン焼が有名かと言うと、かつてからこの地で比較的良質な
粘土がとれたという事が歴史にはあるようです。日本にもかなり昔から
入ってきていたのは、ご存知の方も多いと思いますが、最近ではこの地で
取れる粘土が減少して、少し離れたある村の陶磁器をバッチャン焼と称して
販売されていることもあるようですし、南(ホーチミン)で売っている物は
実際バッチャンで作られていないものも多いみたいです。

ここでは、私達の知っている情報をあくまでバッチャン焼に限って
ご紹介しましたが、タイ・インドネシアなどの食器も同じ事が言えると
思います。アジア雑貨ファンの方なら興味のある食器たちですよね。
最後になりましたが、粗悪品が多いと言われるアジア雑貨は
信頼できるShop選びが良い物にありつける大切なポイントだと思いますよ。

special thanks
タイのベンジャロン食器のお店
(有)ニューロード さん

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